上町駅10秒。腰痛・肩こり・首の痛みでお悩みの方は当院にお任せください。

腰痛

腰痛

腰痛治療

腰痛はその多くが骨盤のずれにより引き起こされます。筋肉や筋膜が原因になることは世の中で言われるほど多くなく、むしろ稀です。
ここでは腰痛を引き起こす骨盤のずれについて少し詳しくお話します。

骨盤は腸骨という骨が仙骨という骨を左右から挟み込むようにして出来ています。
これらの骨が接触している部分は「仙腸関節」と呼ばれています。この関節は普通の関節とは違い、面と面が組み合わさっているので、解剖学では平面関節に分類されます。

そして仙腸関節は身体全体のバランスを取るうえでとても重要な役割を果たします。
可動範囲はとても狭いのですが、関節なので動くように出来ています。この動きを便宜上、「ゆるむ」「締まる」と表現しています。ゆるんだり締まったり、二方向に動きながらバランスを取るのです。

「骨盤がずれる」と言う場合、仙腸関節がゆるみ過ぎた状態、もしくは締まり過ぎてしまった状態のことを指します。
仙腸関節がゆるみ過ぎた状態、もしくは締まり過ぎた状態に陥ると、「身体全体のバランスをとる」という仙腸関節最大の機能が失われてしまいます。
本来、骨盤でとらなければならないバランスを他の部分(頚椎、腰椎、股関節、膝関節等々)でとろうとするので、色々な関節にひずみが出てきます。

このひずみは関節や骨格だけでなく、筋肉や神経、血管等にも及びます。
そのため、痛みを始めとする様々な症状が出現することになります。
身体のどこに痛みが出てもおかしくはないのですが、やはり一番多いのが国民の60%が悩んでいると言われる腰痛なのです。
しかし、腰痛はかなり頑固なものであっても、仙腸関節が教科書通りの単純なずれ方をしているのであれば、この仙腸関節を締めるか、ゆるめるかの処置をしてあげればすぐに消失してしまいます。

一般に耳なじみの椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、坐骨神経痛等と診断されるものであっても、この仙腸関節の不具合(単純なゆるみや締まりすぎではなく、それらが複合しているため重篤)によるものが実は圧倒的に多いのです。

腰痛の施術例

吉川整体においでになる方の訴えで、一番多いのは間違いなく腰痛です。
平成11年に独立診療を始めて以来、何千人もの方の腰痛を拝見してきました。
朝起きると腰が痛い、座っていると腰が痛くなる、中腰は無理、もう何年も仰向けでは寝ていない、腰だけでなくお尻から太ももの裏にかけて痛みやしびれがある等々、痛みの出方は様々ですが、ほとんどは骨盤のずれに起因するものでした。
ほんの数例ですが腰痛の施術例を載せておきます。

50代男性

5年前から腰痛を発症。起きていても寝ていても腰の左側が痛い。
近所の鍼灸院で鍼を打ってもらうと3時間だけピタッと痛みが止まるので、週に3回通院中とのこと。
バランス検査にて左骨盤のゆるみを確認。整復するとその場で痛みが無くなる。
「不安なので」と、2日後のご予約をとり、お見えになる。痛みは全くないとのこと。

2週間後に3回目の来院。
「痛みが無くなったのでスポーツクラブを復活したら、痛みも少しだけ復活しました」とのこと。
再度整復。その後はお見えにならず。予後良好なのだと思う。

50代女性

30年ほど前に子供を産んだ直後から腰痛を発症。いわゆるぎっくり腰も複数回経験。
腰には常に痛みがある状態。痛みが激しい時には整形外科を受診していた。
数週間前から左脚全体にしびれが出現。いつもの整形外科に行くと「痛み止めを飲みながら一生付き合っていって下さい」と言われ、落ち込む。
見かねた長女にすすめられて来院。
バランス検査をすると左の骨盤が軌道を無視した形で外方に大きくずれていることを確認。
整復すると左脚のしびれはその場で治まる。
腰の痛みも7回目の来院の際にはほとんど感じなくなっており、多少痛くなってもすぐに治まる状態に。

30代男性

「座っていても、寝ていても、歩いていてもとにかく腰が痛い。痛みに波はあるものの、痛くない時はない。あまりに痛い時は酒で胡麻化す」 という状態が5年続いているという。
「いろんな所へ行きましたが、まったく良くなりません。ここでも駄目だと思うんですけど、気休めにでもなれば」ということで来院。
いろんな所へ行った方は腰を変な風にいじくられてしまっている場合も多いので、治りにくいケースが多い。

しかし、この方の場合、意外にも単純なずれで治まっている。
左骨盤のゆるみ。その1点。ただし、ゆるみ方が大きい。
骨盤整復を行う。その場ではあまり変化をお感じにならなかったようだが、週に1回の通院をお願いする。
しかし、お見えになったのは1ヶ月後。
「この1ヶ月、まったく痛くなかったんですが、また少し痛くなりました。我慢しようと思えば出来る程度なんですが、来ました」とのこと。
再度、整復を行い1週間後の来院をお願いしてお帰り頂く。
その次にお見えになったのもまた1ヶ月後。その時には痛みがまったく出なくなっており、仕事を増やせるようになったので忙しくなってしまったとか。